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債務整理が家族に与える影響は?

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「毎月の借金の返済が苦しい。もうこれ以上別なところから借りられないし、債務整理したい…。」そんな風に考えている方も多いと思います。ただ、家族がいる方は、債務整理をすると家族にも影響があるのでは…と迷っている方も多いのではないでしょうか。私も、もう債務整理するしかないというところまできたときに、まず考えたのは家族に「どのような影響が出るのだろう…?」という事でした。

実際、家族への直接的な影響は、家族が借金の連帯保証人になっていない限り、ほとんど影響がないと言ってもよいレベルです。もちろん、家族は一緒に生計を立てていますので、切り詰めた生活をしなければいけないなど間接的な影響は少なからずあります。ですが、あくまで信用情報は個人単位で管理されていますので、家族に影響が出るのは非常に限定的です。今回は、家族への影響について、債務整理のパターンごとに詳しく見ていきたいと思います。

Contents

  • 1 任意整理の場合
  • 2 家族が連帯保証人になっている場合
  • 3 信用情報への影響は?
  • 4 各情報機関の加盟団体
  • 5 特定調停の場合
  • 6 個人再生の場合
  • 7 自己破産の場合
  • 8 子どもへの影響
  • 9 家族への影響のまとめ
  • 10 最後に・・・

任意整理の場合

任意整理の場合は、家族への影響はないに等しいです。と言うのも、債務整理を行う場合、総じて借金は比較的大きな額ではありません。額が大きくない借金というのは、保証人なしで借りられる消費者金融やカードローンの場合です。家族が保証人になっているというケースは非常に稀なパターンと言えるでしょう。また、任意整理の場合は、任意整理の対象となる債務を選ぶことが出来るため、家族が保証人になっているものを対象から外すことが出来ます。ただし、債務整理の対象から外すということは、当然借金がそのまま残ります。

任意整理は裁判所を通さず、借金をしている各社と個別で和解を行うため、家族に知られずに完結することも出来ます。もちろん、弁護士や司法書士に任意整理を依頼した場合は、弁護士や司法書士が各社とやり取りを行うため、催促状や電話連絡が自宅に来ることなく、家族にバレずに完結可能です。ただし、書類の郵送先が自宅に設定しないことなど、バレないような注意は必要です。
心配な方は一度借金をしている会社に、書類の送付先が現在どのような設定になっているか確認してみるのもいいかと思います。

家族が連帯保証人になっている場合

家族が連帯保証人になっている場合は、どのような状況になるのでしょうか。本人が払えないときに保証人となっている家族が払うという仕組みです。そのため、本人が「払えないから債務整理させて欲しい」と言っても、債務整理の前に連帯保証人に払ってもらおうとするのは、仕組みとして当然の流れです。

なお、家族が連帯保証人になっていれば、債務整理するしないに関わらず、延滞が長引いた時点で連帯保証人である家族に催促の連絡がいきます。家族に内緒で、家族を連帯保証人にするのはやってはいけないことですが、もし、既にしてしまっている方がいたら、遅延してしまうとその時点で連絡がいくことで家族にバレてしまうため、延滞しないようにした方がいいかと思います。

いずれにしても、保証人の有無に関わらず、遅延は信用情報に影響が出てしまうため、避けるに越したことはありません。言い換えると、違法な催促のところでも紹介した通り、家族であったとしても保証人でなければ、借金の肩代わりをしなければならないという義務はありません。

信用情報への影響は?

債務整理をした場合、個人信用情報機関に履歴が残ってしまいます。では、この債務整理の履歴は家族にはどの程度影響が出るのでしょうか。これも基本的には影響がありません。なぜならば、先述の通り個人信用情報は個人ごとに管理されています。
そして、個人信用情報の開示請求は、本人もしくは本人が委任した人にしか出来ません。それ以外に個人信用情報にアクセス出来るのは、金融機関などそれぞれの情報機関に加盟している会員のみです。さらに、加盟会員についても、クレジットカードの発行や融資等の本来の業務以外への悪用は禁止されています。ですので、例えば、配偶者がアルバイトや就職をする際に、自分が債務整理を行った事が影響して不採用になるといったことは考えにくい話となるのです。

各情報機関の加盟団体

各機関の加盟団体は以下のような形です。なお、各機関のホームページで加盟団体の一覧が確認出来ますので、個別に「この会社が加盟しているか知りたい」と言う場合はそちらをチェックしてみてください。

・株式会社シー・アイ・シー(CIC)
 信販会社、クレジットカード会社、リース会社、消費者金融会社、保険会社、保証会社、銀行、農協、労働金庫、携帯電話会社…等

・株式会社日本信用情報機構(JICC)
 信販会社、消費者金融会社、流通系・銀行系・メーカー系カード会社、金融機関、保証会社、リース会社…等

・一般社団法人全国銀行協会(全銀協、KSC)
 銀行、農協、信用金庫、労働金庫、信用組合、クレジットカード会社、保証会社…等

特定調停の場合

特定調停の場合も任意整理と同様に、家族が保証人になっている借金を対象から外すことが出来ます。ただ、裁判所を通すため家族にバレないようにするのは、やや難易度が上がります。しかし、裁判所から電話がかかってくるようなことはないため、書類の郵送先と書類の保管に気をつけることでバレないようにすることが可能です。また、平日の日中に簡易裁判所に行く必要があるため、ここでも行き先や会社への連絡等ケアをしておく必要があるでしょう。

個人再生の場合

個人再生の場合は、全ての債務(=借金)を対象とするため、家族が保証人となっている債務がある場合、これを対象から外すことは出来ません。また、この個人再生を行うクラスとなると、金額も大きく、家計に関わるレベルの話になっているかと思います。そのため、家族に内緒に出来るかどうかというよりは、しっかりと知っておいてもらった方がいいと思います。そして、家族が保証人になっている債務を含んで個人再生を申請した場合、その債務については、保証人に一括返済が求められます。一括返済が難しい場合は、交渉して分割返済を行います。保証人も返済が難しい場合は、保証人自身も債務整理を行う形となります。なお、個人再生が成立し、債務者本人の分割、そして、保証人も分割での支払いが続き、保証人の方の金額負担が大きいとき、完済後に債務者に対して保証人へ返還請求する場合もあります。

自己破産の場合

自己破産の場合も個人再生と同様に、債務全てが対象となります。自己破産を行うような金額・状態であれば、保証人も返済能力がないことが考えらます。その場合は、保証人も自己破産をするケースが多いです。ただし、保証人は切り離して個別で考える必要があるため、保証人単体の債務状況に応じて最適な債務整理が何かを検討する必要があります。

子どもへの影響

配偶者への影響は今まで書いてきたように、保証人になっている借金がなければほとんどありません。仮に保証人になっていたとしても、債務があるだけですので、しっかりと返済していけば問題ありません。万が一、返済不能になったとしても、今まで紹介してきたように一番状況に合った債務整理を行うことで、デメリットもありますが、債務を整理することは出来ます。子どもへの影響としても、進学や就職に自分の個人信用情報が影響することはありませんが、間接的な部分で取り上げておくべきことがあります。それは教育ローンや奨学金です。今までは、家族が保証人になった場合のことを書いてきましたが、今度は逆に自分が保証人になれないという話です。
 
まず、教育ローンは親が組むため、そもそも自分は組むことが出来ません。教育ローンを組む場合は、個人信用情報に問題がない配偶者がいれば組むことが出来ます。他方、奨学金は保証人が必要で、保証人もその債務を保証する立場ですので、信用情報調査が行われます。このときに信用情報に問題があると保証人になれないため、同様に信用情報が良好な配偶者や親族などが必要となります。

家族への影響のまとめ

今まで見てきたように、債務整理を行う際の家族への影響というのは直接的にはありません。信用情報は個人ごとに管理されており、限られた人が限られた目的のみにしか使えないからです。しかし、家族が保証人となっていた場合は、債務整理を行うかどうかということ以前に、家族も一緒に債務に対して責任を負っています。そのため、債務整理を行っても、保証人の債務は消えません。なお、当然ですが、保証人は婚姻関係とは全く別のため、離婚したとしても債務は残ります。

最後に・・・

債務整理を行うと、個人信用情報に履歴が完済後5~10年残るため、その間はローンを組むことや融資を受けること、保証人になることが出来ません。これにより家族や子どものライフプランに影響がないか事前に確認しておく必要があります。家や自動車の購入、教育ローン等、まとまったお金が必要になる場合に対して、お金を事前に貯めておくことなど家族で対応策を考えておく必要があります。借金が家族に内緒かどうか、家族が保証になっているかどうか、それらを置いておいたとしても、家族になっている時点で家計をともにしているケースがほとんどだと思います。家族に内緒にしている借金もあるかと思いますが、ある程度債務整理を検討しているような状態であれば、一度家族としっかりと現状を共有し、今後どのようにやっていくか話し合うことがベストかと思います。それは、非常に勇気がいる話だとは思いますし、私自身も借金の状況や債務整理を検討していることを言い出すのに相当怖気づいていました。

しかし、家庭の収支が健全化しないことにはその先も難しいと思います。少なくても一度は、「困難を一緒に乗り切っていこう」と決めた家族だと思いますので、改めて問題に向き合えればいいですね。また、専門的な部分でよく分からないことがあれば、法テラスや弁護士・司法書士に相談することでより最適な方法が見つかるかもしれません。

「あのとき、勇気を持って動いたから今がある」
そんな気持ちを少しでも多くの方に持ってもらうことが出来れば何より幸いです。

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